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釣行時の安全装備と危険回避の知識

 釣りは「危険」か「安全」か、で言うなら、『釣りは危険!』
きっぱりと断言できます。転倒、転落、落水、高波、船の事故から、夏場の熱中症や落雷、冬場の寒気、それに睡眠不足や過労など、危険要因はいくらでもあります。釣りに限らず、レジャーやスポーツに危険は付きものだが、危険を避ける知識と危難遭遇時の装備や対処法を心得ておく事で、「安全に楽しむ事」は可能です。肝心なのは危険の種類を並べることではなく、危険発生の原因、前兆、回避策、対処法を正しく身に付けておくことです。「痛タタッ! えっへっへ……」で済めば良いのですが、取り返しのつかない事故も後を絶ちません。
 万が一は誰の身の上にも起こります。備えあれば憂いなし。備えがあって知識があれば、緊急時にも冷静に判断、行動できます。釣り人の自己責任とは、「他人に迷惑を掛けない責任」「危険を避けて事故を起こさない責任」「事故が起きても被害を最小に抑える手だてを講じておく責任」を指します。釣り人の自己責任を果たすために、安全装備と危険回避の知識を身につけましょう。万が一の時は「118」に救助要請!

 レジャーの事故は 死んだら死に損
 ケガと痛みは自分持ち 悲しみ苦労は家族持ち


1.落水時の備え 2.ウェーディングに潜む危険 3.危険な離岸流
4.ヨタ波、一発大波 5.鉄砲水
 6.落雷 7.天候急変
8.シューズ、ブーツ 9.転倒時のダメージ軽減 
10.日焼け、熱中症対策
 11.防寒対策 
12.緊急通報、救難通報
13.まとめ

1.落水時の備え(ライフジャケット着用を心掛けよう)
 毎年、沖釣りを含めた釣り人のライフジャケット着用率と救命率が海上保安庁から発表されているが、岸壁・防波堤釣りのライフジャケットの着用率は、なんと2%弱。比較的着用率の高そうな磯釣りでさえ着用率は6.7%で、磯・岸壁・防波堤釣りの合計では、着用率は2.4%弱にすぎない。
 統計数値を見るまでもなく、防波堤釣りでライフジャケットを着用している人は極々少数。正直、ライフジャケットを着ている人はほとんど見かけない。身近な釣り場とは言っても、海面まで数mもある防波堤や岸壁も多い。
 泳ぎに自信があっても、着衣で落水した場合は想像以上に着衣の抵抗が大きく、立ち泳ぎさえままならないのが現実。これが夜の海だったら万事休すだ。陸っぱりの場合、長時間の漂流を前提とするわけではないので、安価な製品であってもライフジャケットは充分に役立ってくれる。釣り用ライフジャケットはポケットが多く、仕掛けやオモリなど小物類を収納しておけるので、手荷物を減らすこともできる。
ベーシックな釣り用ライフジャケットなら、1980円からあるので購入しておきたい。
 磯釣りはもちろん、単独釣行、夜釣り、ウェーディングをする場合は必需品だ。また、ファミリーで出掛ける場合は、どんなに足場の良い釣り場であっても、子供には必ずライフジャケットを着用させて欲しい。いくら言葉で注意しても、海をのぞき込みたがるのが子供だ。

防波堤釣り、磯釣りにはベーシックなライフジャケットを!
 
膨張式ライフジャケットは、船釣り専用
で防波堤釣りや磯釣りには向いていない。着ていないよりはマシだが、自動膨張式であったとしても、転落時に岸壁の段差や消波ブロック(テトラ)、岩場に叩きつけられた時の衝撃から身を守れない手動膨張式は転落時に意識を失ったら何の効果も無い。 安物でも転倒や転落時の衝撃から脊椎や肋骨を守る効果は大きい
 ベーシックなライフジャケットは動きづらい、肩がこるなどと言われるが、着慣れてしまえばたいして気にはならなくなる。 
ポケットがたくさん付いていて、小物類を身に付けておけるので手荷物も減らせる。フィッシングベストと違ってポケットに物を入れても垂れ下がりにくいので、ついポケットを閉め忘れて物を落とすといった事も少なくなる。
 ただし、耐用年数は長くても3年くらいだろう。浮力体が劣化して充分な浮力を得られなくなる。重いものを上に載せておいたり、高温になる車内に積みっぱなしだと、もっと寿命は短くなってしまう。

正しい着用方法
 ライフジャケットも正しく着用しないと充分に機能を発揮してくれない。脇のストラップを調節して身体にフィットさせ、必ず股紐を通すこと。ユルユルだったり、股紐を通していなかったりすると、落水時にズリ上がってしまい、顔を水面に出せなくなったり、腕の自由が利かなくなったりする。ライフジャケットの着用がかえってアダになったのでは意味がない。正しく着用しよう。
 1.フロントのジッパー(ホック)をかける
 2.両脇のストラップを調節して身体にフィットさせる
 3.股紐を通し、しゃがんでも苦にならない長さに調節する


河童も溺れる"魔の条件"
 ライフジャケットがモノの役に立たない場合もある。磯場のサラシ(白く波に晒されている所)はヒラスズキやメジナ釣りでは好条件のひとつだが、人間にとって魔の条件になる。白く泡立っている急流の早瀬や滝つぼ等にも言える事だが、水に多量の気泡が入っていると浮力が得られなくなり、ライフジャケットを着ていても沈んでしまう。さらに怖いことに、多量の気泡が混入する事によって水の抵抗が減少するため、泳ごうとして水をかいても、"のれんに腕押し"状態になってしまう。これではどんなに泳ぎが得意でも、浮上することも、移動することもできずに溺れてしまう。"河童の川流れ"はあり得るのだ。これは大型のジャグジーやジェットバスで疑似体験できる。安全装備を過信せず、危険回避を第一に!
釣り人の落水原因
 
・不意の高波や増水にさらわれた
 ・足元が滑った、つまづいた、テトラや石を踏み外した
 ・飲酒、疲労、睡眠不足、居眠りによる転落
 ・渡船での渡磯に飛び移り損ねた
 ・水汲み中、水流に引っ張られたバケツごと海に転落
 ・波にさらわれたバッカンや磯バッグをつかんで海に引き込まれた
不意の高波や増水以外はすべて釣り人側の不注意や油断が原因!

落水してしまったら
 防波堤や磯で不幸にも落水してしまったら、障害物のない沖に身体を逃がし、救援を待とう。あわてて岸に向かってはいけない。波の力で岩に叩きつけられたり、テトラの隙間に押し込まれる危険がある。ライフジャケットを正しく着用していれば、必ず肩まで水面に出る。ポケットにコンビニのビニール袋などが入っていたら空気を入れて口を縛って、口を下に向けてつかまればしばらくは浮力が得られることも覚えておこう。
 陸(岸)に泳ぎ着こうとしてもがき続けると体力が失われる。自力で岸に泳ぎ着くことよりも、救援者に発見してもらえるように努力する事。体温を奪われると体力も一気に消耗してしまうので、着衣を脱がないように。とにかく体力を温存して救援を待つのが最良の手立て。落ち着いて息を整え、両手を大きく頭上から水面まで振って救援を求める。両手を大きく頭上から左右に振り下ろす仕草は、万国共通の救難要請のサインだ。
ホイッスル(呼び笛、呼子)を携行
 笛を吹いていれば発見してもらえる可能性が高くなる。大声で助けを求めるのは、声はかれてくるし、体力も使うので限界がある。運動会やスポーツの応援の時だけではなく、釣行時にも持っていこう。

携帯電話は防水パックに入れて
 
落水しても通話エリア内であれば118に救難要請が出来る。

フィッシンググローブ(手袋)の着用
 できるだけ着用しておきたい。岸壁やテトラ、磯の岩につかまろうとしても、フジツボやカキなどで手指を切ってしまう。自己救命策の一環として、グローブの着用も心掛けよう。

救難ロープの作り方
 落水者救助用の救難ロープを用意しておくのは、非常によい心掛けだが、結びコブを何ヶ所か付けただけでは、実際の救助には物足りない。着衣で落水した場合、落水者には水の抵抗+潮流の抵抗が加わって、ロープにつかまっているだけの握力でさえ続かなくなる。ロープだけを頼りに自力で這い上がる事など、プロのスタントマンでも容易な事ではない。そこで、救難ロープには手首を引っかけられるように、直径15cmほどのチチワを1m間隔で5つ以上作っておく。これで落水者が力尽きても、水面に引き上げて呼吸ができる状態にしておく事ができる。ロープの先端部は身体に掛けられるように大きな輪にしておき、最先端には投げ込みやすいよう、1/3ほど水を入れたペットボトルが結べるように補助のひもを付けておく。オモリ兼ウキ代わりにペットボトルを使用すれば、落水者に直撃しても、怪我を負わせる可能性は低い。夜はペットボトルの中に、パーティーグッズのケミカルライトを発光させて入れておけば、落水者にもどこに投入されたかの目印になる(大きめのケミホタルを数本入れても効果的)。
救難ロープは上記の加工を施すと、30mザイルでも15mほどになる。これではテトラ越しに投入する事を考えると足りない釣り場もある
実際の釣り場で役立つ長さを考えて、長めのザイルを選んで作ろう。

救難時の注意
 海上保安本部の救難ヘリコプターによって引き上げてもらえるのは遭難者のみ。釣具や手荷物類は積み込んでもらえない事を承知しておこう。救助に来てくれたヘリの乗員に「釣具も!」とゴネても絶対に積んでもらえない。
2.ウェーディングに潜む危険
 ゴアテックスやエントラントなど、透湿素材のウェーダーであっても蒸れを完全にシャットアウトすることはできない。特に夏場は蒸し暑くてたまらない。だからと言って、腰や胸の紐をゆるめていると、とんでもなく危険だ。膝上程度の水深であっても、転倒して内部に水が入り込むと海流によって流されてしまうし、逆に空気がたくさん入っている場合は、浮き袋のようになって足が浮き上がってしまい、水面に顔を出すことができなくなってしまう。どちらの場合も自力では立ち上がることさえ困難な状態だ。ウェーダーは身体にフィットしたサイズのものを選び、腰や胸の紐をしっかりと締めて空気や水の侵入を防ぐこと。そしてウェーディングの際は万が一に備えてライフジャケットを必ず着用しよう
3.危険な離岸流
 関東の外房や常磐エリアの海岸、東海の渥美半島太平洋側エリアなど、外海に面した海岸では離岸流(リップ・カレント)による事故も多い。沖へと払い出す引き波が異常に強い流れで、オリンピックの水泳選手でさえもこの流れに逆らって泳ぐことは出来ないほどだ。
 離岸流の流速は秒速2〜3m。秒速2m≒100m/48秒だから、男子自由形世界記録とほぼ同じ。レコードホルダーのピーター・ファンデンホーヘンバンドが全力で泳いでも、前に進まないという事。離岸流が発生している場所にウェーディングなどしようものなら、一瞬にして沖合まで流されてしまうだろう。サーフ(砂浜)だからと油断していると、とんでもない危険にさらされる。
 充分な予備知識と海を見る目、警告看板等を見落とさない用心深さも必要だ。万が一、この離岸流に流されてしまったら、岸に向かって泳がずに岸と平行に泳ぎ、離岸流から抜け出すようにする。無理にジタバタすると、体力を失って溺れてしまうので、いったん身体の力を抜いて流されている方向を見極める。沖に向かって流れているようなら、岸と平行に泳いで離岸流を抜け出す。離岸流から抜け出した途端に沖へと流されるのが止まるので、岸に向かって泳げばよい。
4.ヨタ波・一発波・一発大波
 高波にさらわれて釣り人が命を落とす事故は後を絶たない。一見、穏やかそうな海でも、波の高さは一定ではない。100回に1回は1.5倍の、1000回に1回は2倍の高さの波が押し寄せる。「ヨタ波」「一発波」「一発大波」と呼ばれる高波だ。テレビやラジオの天気予報で伝えられる「波高」は「有義波高」という。有義波高とは10分間に観測した波の高さを、高い順から1/3を取り出した、その平均波高をいう。
 2002年10月13日、熱海の防波堤を襲った高波は、少なくとも17人の釣り人と観光客を海に叩き込み、2人の命を奪い、重傷者数名を出した。この日の高波は三重県志摩半島や長崎県でも水難死者を出している。翌日14日にも和歌山県熊野で磯釣り中の犠牲者が出た。太平洋のはるか沖合を北上していた台風22号の影響の高波だった。人工的に起きる高波もある。沖合をタンカーや貨物船が通ると大波が起きる。
小型船でも高速で走っていった場合は要注意だ。
 お天気が良い(晴れている)のに釣り場が濡れている時は、高波が洗った証拠。こんな時はその釣り場に近づいてはいけない。危険の前兆はチョットした注意と観察で見つけることもできるのだ。危険に関しては防御策や対応策よりも、予知・回避策が大切。釣り場では海に背を向けない、海面の変化を見逃さない用心深さが必要だ。大切なのは、過去に高波による事故が起きた危険な場所には行かない、台風や強い勢力の低気圧が発生しているときは釣行を見合わせること
5.鉄砲水
 高波と同様に、渓流釣りや河口部での釣りで怖いのが鉄砲水。突然の激流に飲まれたら、いかに泳ぎが得意であっても流されてしまう。鉄砲水は上流域で土砂崩れなどによって一旦せき止められた水が、水位の上昇とその圧力によってせき止めていた障害物を崩し、一気に流れ出して起きる。したがって、鉄砲水にはいくつか前兆がある。
 まず、釣りをしていて川の水位が下がってきたときは危険だ。これは上流域で川の流れがせき止められた証拠。次に急に川の水に突然の濁りや泡が入ってきたり、小枝や葉が流れてくるのは、上流で土砂崩れが起きて、濁ったり小枝や葉が流れてきたと考えられる。このような前兆に気付いたら速やかに撤収、避難しよう。
 釣り場では雨が降っていなくても、上流域で大雨が降っていることもある。上流方面の雲の流れや、山の煙り方などにも注意しておく。
6.落雷
 強風、高波、鉄砲水と並んで怖い自然現象が雷。遠くでゴロゴロと雷鳴が聞こえたり、稲妻が走るのを見たらすぐに撤収しよう。雷雲が自分の真上でなくても落雷の危険はある。竿の材質がカーボンであろうと、グラスであろうと、竹であろうと、危険度は全く変わらない。防波堤やサーフでは、釣り竿を持った釣り人は雷の格好の標的になってしまう。
 離れ磯や沖堤など避難する場所が無い場合は、できるだけ低い場所に突っ伏して雷をやり過ごすしかない。川の中州も危険だ。一カ所に何人も集まらず、離れて身を伏せることが肝心。
 避雷設備のエースライオン株式会社「雷から身を守るには」に雷の発生システム、落雷の怖さ、避雷の心得などがわかりやすく紹介されているので参考にして欲しい。
7.天候急変
 新聞・テレビ・ネットの天気予報で天気図を見ると思うが、天気図から天候急変のサインを読みとることができる。まず、気圧配置。西側に高気圧、東側に低気圧のあるいわゆる「西高東低型」は冬の代表的な気圧配置。等圧線が記されているのだが、この等圧線の幅が狭いときには強い風が吹く。また、この低気圧から寒冷前線(三角のギザギザ付きの線)が伸びている場合、寒冷前線の通過後には南西風が突風を伴う北西風に変わるので注意。
 太平洋上、東シナ海海上に台風や発達した低気圧がある場合、釣行日程をよく考えておく必要がある。はるか彼方に位置していても、うねりや高波が押し寄せてくるからだ。陸上の天候は穏やかでも、海上は大シケということも少なくない。特に、冬から春にかけて現れる東シナ海低気圧は足が速く、時速80kmに達することもあり、天候は一夜にして急変する。この速度だと発生から12時間後には九州地方、24時間後には関東地方に到達する。十分に注意をしておきたい。
 太平洋側では街中は風もなく穏やかだったのに、海に近づくにつれて南西風が強くなることがある。これは日中に陸が太陽の熱で暖められて上昇気流が発生し、海側から風が吹き込むことによって起きる。
 都市に近い海辺で、季節を問わずに日中は南西風が吹き荒れる原因は、アスファルトやコンクリートで街が覆われた陸部が温暖化している(ヒートアイランド現象)のためだと推測される。
 釣行前には必ず天気予報を見ると思うが、予報だけではなく天気図や気圧配置にも目を向け、耳を傾けることによって安全で快適な釣行計画が立てられる。危険な天候は台風や熱帯性低気圧だけではないことを覚えておこう。
8.シューズ・ブーツ
 足場の良いフラットな防波堤やサーフなら、スニーカーやサンダルでも大丈夫だが、磯や敷石の上での釣りではスパイクブーツや磯タビ、渓流なら鮎タビやフェルト底のシューズ、ワラジが必需品だ。
 しかし、スパイクも万能ではない。滑らかなテトラやコンクリートの斜面などだと、接地面積が少ないため踏ん張りが効かずズルズルと滑ってしまう。さらに濡れた海藻類や水苔の付いた場所は何を履いていても滑る。比較的滑りづらいのはフェルト底にスパイクを打ち込んだソールだが、やはりしっかりとグリップしてくれるわけではない。濡れた海藻や水苔の付いた場所には足を踏み入れない方が無難だ。
9.転倒時のダメージ軽減
 長袖のシャツやジャケットを着ておくこと。転んだり、こすったりした時の、ちょっとした擦り傷は防いでくれる。釣り人は竿を手にしているため、とっさの時に手を付いて受け身を取ることができず、ヒジやカタを痛打してしまうことがある。Crazeではバイク用のメッシュジャケットを格安で共同購入した事がある。ヒジ、カタに脱着可能なプロテクターを内蔵し、袖や腕周りのバタ付きを防ぐ
アジャスターフラップ、反射素材のリフレクター装備と、安全性、運動性共に優れたジャケットだ。メッシュなので通気性は抜群。
2002年夏現在、バイク用メッシュジャケットの店頭価格は1万円くらいから。
 ヒザやスネを打った時のダメージ(痛さ)は言うまでもない。これもモトクロス用のニー&シン(ヒザ・スネ用)プロテクターで防げる。磯や防波堤で魚とのヤリトリの際に片膝をつく場合も痛みを感じないで済む。動きの激しいモトクロス用なので、可動部分も大きい。バイク用品には釣り用に転用できたり、釣り用製品より優れた製品も多い。バイク用品店やアウトドア用品店も覗いてみると面白い。
10.日焼け・熱中症対策
 夏の釣りでは、幽霊やお化けよりも日焼けや熱中症が怖い。釣りに夢中になっていると、自分の体調変化に気付かないこともある。過度の日焼けや熱中症はとても危険だ。帽子はもちろん、ウェア、日焼け止め、飲み物などの用意も忘れずに。真夏の強い陽射しから眼を保護するために、サングラスも用意しておきたい。

ウェア・パンツ

 一日中直射日光にさらされていると、日焼けを通り越して火傷のようになる。ヒリヒリ痛むだけではなく、熱が出たり、さらには皮膚呼吸ができずに危険な状態に陥ることさえある。肌の露出する顔や腕、首には日焼け止めを塗り、通気性の良い長袖のシャツや上着を用意しておきたい。長袖、長ズボンなら虫さされの防止にもなる。
 ズボンは汗で湿ると肌にまとわりつくジーンズより、ゆったりしたコットンパンツの方が快適だ。最近流行のカーゴパンツはポケットも多く、通気スリット付きのものもある。まとわりつかず、濡れた時の乾きも早いので非常に重宝している。ナイロンパンツは通気性に難があると思われがちだが、ユニクロで1着1900円のものを購入してみたところ、非常に履き心地が良く、表面にテフロン加工がしてあるので小雨や飛沫程度なら弾いてくれるし、汚れも簡単にふき取れる。膝下に通気兼可動スリットが入っているので運動性にも優れている。

水分補給
 ペットボトルに水や麦茶を詰めて凍らせておけば、保冷剤としても使えるし、飲み水や手洗水としても使えるので多めに用意して行く。「釣り場近くの自販機で……」などと考えていると売り切れの憂き目に遭う。夏のレジャーシーズン、特に行楽地周辺は自動販売機補充が間に合わない場合もあるので、飲み物は必ず持っていこう。
 流れるような汗をかいていなくても、確実に水分は失われていく。大切なのは「のどが渇いた」と感じていなくても飲み物を飲むこと。真水や麦茶だけでは、発汗によって失われた塩分や糖分は補うことができない。アクエリアスやゲータレードなどのスポーツドリンクも用意しておこう。

熱中症の初期症状
 急に汗がダラダラ流れ出したり、息切れ、だるさ、耳鳴り、めまいを感じたら、すぐに釣りを中止して休憩を取ろう。熱中症の初期症状だ。我慢するなどもってのほか。釣り場で根性や気合いを見せる必要は全然ない。首筋から後頭部を濡れタオルで冷やし、冷たいスポーツドリンクなどを飲んで失われた水分、塩分(電解質)、糖分を補給してやる。糖分は電解質の吸収を促進するとされているし、疲労回復効果もある。水分だけを補給しても、身体の塩分が不足したままだと熱ケイレンを起こす。こむらがえりのような症状が熱ケイレンだ。いくらストレッチをしても回復しない。熱ケイレンを起こすと動けなくなってしまうのでかなり危険だ。
 水分だけではなく、くれぐれも塩分と糖分の補給も忘れずに!
熱中症についての知識と応急手当の方法は「熱中症のホームページ」を参照して覚えておきたい。
11.防寒対策
 晩秋から春にかけて、海辺や川辺は都市部と違って朝夕は真冬並に冷える。ゴールデンウィーク頃でも日が沈むと防寒ウェアが欲しいと感じる年もある。暑い分には服を脱いで薄着になればよいが、寒い場合は用意が無ければどうにもならない。我慢をして風邪を引く程度ならまだしも、時として低体温症に陥り、生命を落としかねない危険も含んでいる。また、寒さで身体がちぢこまり、動きが鈍くなるため転倒の危険もある。秋から春にかけて釣りに出掛ける場合は、防寒着を用意しておくべきだろう。
 寒さは襟元、袖口、腰回り、足元から忍び寄ってくる。真冬の防寒対策として最も有効なのは、下着類や中着に気を配ることだ。

アンダー(下着)
はコットン(綿)が一般的だが、汗蒸れによる湿気が抜けにくい。ドライ素材のTシャツやアンダーウェアがオススメ。

ミドル(中着)には、ウールやフリースのアンダーベストとタイツを着用。吸湿発熱繊維素材のアンダーベストやタイツは驚くほど快適な暖かさを発揮する。最近は値もこなれてきて、上下で2千円程度の品もあるので試してみて欲しい。この上に運動性を妨げない薄手のハイネックやタートルネックのセーターを着用し、さらにウールや厚手のコットンシャツなど天然素材製のシャツを着る。重ね着により幾重にも空気の層を作ることによって、体温を逃がさず身体の冷えを防ぐことができる。

アウター(上着)はダウンジャケット、スキーウェア、釣り用防寒着など。できれば撥水加工を施したものが望ましい。チョットした飛沫や小雨程度なら防いでくれるし、コマセなどの汚れも弾いてくれる。ホームセンターなどで撥水スプレーを購入し、吹き付けておくとより効果的だ。

袖口にリストバンドを巻いておくと寒気の侵入が防げる。雨天時に竿から手に伝わって、雨が侵入するのも防いでくれるのでオススメだ。百円均一ショップでも販売されているので、用意しておくと便利。
リストバンドは替スプールの保護カバーとしても重宝する。

下半身の冷えは我慢しがたいモノがある。アンダータイツやストッキングを履き、さらにオーバーパンツを重ね履きすれば、真冬でもかなり快適に過ごせる。カッパのズボンを履くだけでもかなり暖かい。フリースのスパッツ、ラクダの股引、スキー用タイツは冬季釣行の必需品だ。これらの上にサロペットタイプのスキーパンツを履けば、腰回りが冷えることもなく、防寒効果は抜群だ。

足元の冷えもツライ。冷えを通り越して痛みを感じてくる。こうなると翌日に待ち受けているのはシモヤケだ。これまたツライ。綿の靴下にフリースやネオプレーンの靴下を重ね履きして、ボア付きのウィンターブーツか防寒シューズを用意しておきたい。防寒シューズは足首までスッポリと包み込むブーツタイプが保温性も高くておすすめだ。スニーカーだとズボンの裾から寒気が這い上がってくるので、真冬の釣行ではツライ。

薄手で空気を多く含むモノをうまく重ね着するのがコツ。運動性を妨げるような着ぶくれは、見た目も悪いし危険だ。防寒着の上にライジャケを着用し、股紐を通しておけば腰回りがまくれ上がって寒い思いをすることも少なくなるし、衣服を身体に密着させてくれる。ライジャケは安全装備だけではなく、防寒装備としても一役買ってくれるのだ。安価なモノでも安全機能・防寒機能は充分に果たしてくれるので、ぜひ購入して着用を心掛けて欲しい。
12.緊急通報・救難通報「118」(海上保安庁)
 携帯電話を防水パックに入れておけば、通話エリア内なら落水時に「118」で救難通報ができる。海の緊急時にはダイヤル「118」と覚えておこう。密漁、密輸、密入国、不審船、船舶火災などの通報も「118」だ。
13.まとめ
釣り場での武勇伝は大物とのヤリトリだけで充分!
・事故の多発している危険な場所には行かない
・強風、高波、雷、大雨など荒天時の釣行は見合わせる
・釣行先、同行者、帰宅予定を家族に告げておく
・ライフジャケットを着用する
・携帯電話を防水パックに入れて携行する
・単独釣行はできるだけ避ける
・安全知識、安全装備を身につけて危険を回避する
・釣り場で度胸や根性は必要ない。
 臆病なまでの慎重さが生命と身体を守る
交通安全標語ではないが命がけより心がけで楽しい釣りを!

与謝野晶子「君死にたもうことなかれ」を改変
 ああ釣り人よ 君を泣く
 君死にたもうことなかれ
 陸(おか)に生まれし君なれば
 親のなさけはまさりしも
 親は竿をにぎらせて
 海で死ねとおしえしや
 波に呑まれて死ねよとて
 今日その日までをそだてしや

 



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